ブログタイトル変更

学び全般
この記事は約5分で読めます。

ブログタイトルを変更します

「資格を取りたい&活かしたい」というタイトルで約2年弱ブログを続けてきましたが、この度ブログ名を変更することとしました。

というのも、実は「資格を(それほど)取りたいわけではない」ということに改めて気づいたからです。

私の場合、その都度「勉強したいテーマ」というのがあって、そのテーマを勉強する手段として資格試験(の教材)を使うという流れになっていることが多いです。

資格試験用の教材(市販教材)というのは、以下のような特徴があり、勉強用教材としては重宝するため活用しています。

① (初心者にも)理解しやすいように書かれている(丁寧な説明、図表が多い、カラフルな構成など)
② 基礎的事項が網羅されている
③ 改訂頻度が高く、最新情報が盛り込まれている
④ (利用者が多いため)相対的に安価である

個人的に知りたい内容・勉強したい内容というのは、突き詰めていくと、資格試験が扱う内容のごく一部です。
広範な内容を問う資格試験や試験用教材であればあるほど、「勉強したいテーマ」から外れたテーマも多くなります。

特定テーマを勉強する手段として資格試験(の教材)を捉えると、目的が達成できれば必ずしも資格試験の勉強をしたり、さらに言えば、試験を受ける必要もないと思われます。

資格試験というジレンマ

ここで大きなジレンマが生じます。

せっかく勉強を開始したのだから、「頑張って資格試験に挑戦してみようか」などと思うようになるのです。
また、資格試験教材の表紙には資格名が大きく書かれていたりするので、これを使って日々勉強していると、「何となく資格に挑戦したい」という気分にさせられます。資格名が日々、意識に刷り込まれていく感じです。

こうして、もともと手段(=部分活用)として考えていたはずの資格試験が、時とともに目的化していくことになります。

試験に必要な網羅的な勉強と暗記

試験に合格しようと考えるならば、自分が勉強したい(したかった)内容だけでなく、他領域も満遍なく学習する必要があります。

もちろん、当初勉強することを想定していなかった領域も、勉強しているうちに興味が出てきて勉強が面白くなるということもあるでしょう。また、少々我慢して自分の苦手分野に取り組むことで、苦手を克服できる可能性もあります。したがって、満遍なく学習することは悪いことではありません

ただ、範囲が広い試験であればあるほど、満遍なく勉強しようとすると時間がかかるということは確かです

また、資格試験では「覚えること」も要求されます。
例えば、令和4年度の老齢基礎年金(満額)は777,800円、私がFP試験を受けた当時は780,900円でした。

この金額は毎年変わるのですが、FP試験ではこの金額を覚えていることを前提に問題が出題されます。

しかし、「老齢基礎年金(満額)は年間だいたい80万円弱」ということを知ってれば、本来十分なはずです。
さらに、「年金額は毎年変わる(最近は下がっていく傾向)」、「保険料を払う期間の長短で、将来の老齢年金額が変わる」ということの方が重要です。(777,800円とか780,900円といった)正確な金額を知りたければ、調べれば済みますし、むしろ(調べた方が)確実なわけです。
しかし、試験に出る以上、覚えていなければ得点に結びつかないのです。

これはほんの一例ですが、試験合格のためには、覚えていないと手も足も出ない問題も多くあるので、無味乾燥な暗記なども避けられないわけです。

資格試験勉強の制約条件

私自身、資格試験の勉強に関しては2つの制約があるように思います。

一つは期間」、もう一つは「量」です

期間とは、当初勉強することを予定していなかった他分野(馴染みのない分野やあまり興味のない分野)を勉強する「最長期間です。私の場合、この「最長期間」を超えてしまうと、モチベーションが大幅に低下してしまう傾向があります。このことは、社労士試験の勉強していた時に痛感しました。

自分にとって、この最長期間がどの程度なのかはよく分かりませんが、①社労士の時は4カ月程度、②FPの時は(幸いにも)勉強期間内では現れず、③診断士の時は(最初)1ケ月半で現れました。

とは、他分野の勉強量です。この量が多くなると勉強自体が億劫となり、資格試験の勉強に対するモチベーションが保てなくなると考えています。

FPは馴染みのない分野の勉強量が比較的少ない試験(かつ、短期間の勉強)だったので、モチベーションが下がる前に試験日を迎えられたと思います。

一方、中小企業診断士の場合は、「運営管理」の勉強に思いの他手間取ってしまったこと(当てが外れたこと)、その後に、「経営法務」・「経営情報システム」・「中小企業経営・政策」という暗記系3科目が控えていることを考えて、勉強が億劫になってしまったのかもしれません。

結局は、義務的な(あまりやりたくない)勉強「期間」と「量」の相乗積が蓄積すると、モチベーションが低下するということだろうと思います。

 

今後も資格に挑戦する可能性あり

もちろん、資格試験の勉強をすることや資格を取得することを否定する意図はありません。
私自身、今後も資格試験の勉強をする可能性は大いにあると思います。
実際、資格の勉強では「勉強の集中度」というか「気合の入り具合」が違ってきます。

自分の本来やりたい勉強とのバランスを考えながら、資格試験の勉強を利用していきたいと考えた次第です。

ということで、ブログのタイトルは以下に変更します。

独学(楽)と資格 at will

 

 

にほんブログ村 資格ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

コメント

  1. 彦G より:

    今回の記事が、私も非常に参考になり腑に落ちました。

    ・もともと手段(=部分活用)として考えていたはずの資格試験が、時とともに目的化していくことになります。
    ・この「最長期間」を超えてしまうと、モチベーションが大幅に低下してしまう傾向があります。このことは、社労士試験の勉強していた時に痛感しました。
    ・結局は、義務的な(あまりやりたくない)勉強「期間」と「量」の相乗積が蓄積すると、モチベーションが低下するということだろうと思います。

    ➡私も、診断士勉強の時に感じました。関連している企画や営業部門の時にはモチベーション大でしたが、勉強が約3年(2,000時間)を超えて特許系に転職した時には目的化、義務化した勉強となってしまい、モチベーションが低下して、1次合格して2次受験資格があるにも関わらず、2次を敵前逃亡してしまいました。さらに、その勉強が本業にも悪影響を与え、共倒れの原因になったかもしれません。

    ・特定テーマを勉強する手段として資格試験(の教材)を捉えると、目的が達成できれば必ずしも資格試験の勉強をしたり、さらに言えば、試験を受ける必要もないと思われます。

    ➡確かに、診断士は途中リタイヤしてしまいましたが、当初の目的である、企画、マーケティングに役立てるということは達成しましたので、勉強したこと自体は失敗ではなかったんだなあと思いました。
     ブログ主さんも、これまでの社労士、FP、現在の診断士の勉強が、色々な業務やスキルアップに役立っておられるのではと思います。これからも、資格を目的というより手段としてうまく活用されて、人生の楽しみになさることを願っています。
     でも、今は、中小企業診断士2次試験に集中なさって、頑張ってくださいね!そうはいっても、合格者ならではメリットもあるでしょうから、合格できるのに越したことはないと思いますので。

    • learners_high@99 より:

      コメントありがとうございます。

      ある程度社会人経験が長くなると、得手・不得手のがどうしても出てきますし、
      経験や知識等もそれなりに増えてくるので、それを維持するだけでもかなり骨が折れます。年齢とともに、「攻め」と「守り」のバランスが必要になっているように感じています。

      ただ、勉強したことは確実にプラスになること、資格の勉強をしているときは真剣味が違うことから、今後とも楽しみながら続けていきたいと思います。

      今後ともよろしくお願いいたします。