その後1ヶ月ほど勉強を続けたものの、結局社労士資格の勉強は中断してしまいました。
その理由はいくつかあります。
続かなかった理由(その1)➡ 短期目標達成による満足
勉強開始した当初、最も必要としていた情報は「労働基準法」の改正に伴う情報でした。いわゆる「労働時間」-主に時間外労働ーに関する各種の法的規制でした。
言い換えると、人事や労務に関する広範で深い知識を得たかったという強い思いがあったわけではなく、「法改正に伴う対応をどうするか」といった短期的・近視眼的な目的が勝っていたわけです。
広範かつ深い内容まで踏み込んで勉強しようとするとすれば、相当の長期間の勉強を要することになります。これに対して、目の前にある問題を解決するために必要最小限の情報を手に入れるだけなら、数時間もあれば十分ということです。
私の場合、最低限必要な情報を手に入れるという短期目標を達成してしまった後、さらに深く・広く勉強するための新たなモチベーションが必要となりましたが、肝心のモチベーションは徐々に薄れていきました。
続かなかった理由(その2)➡ 試験範囲の膨大さ
「社労士試験」の勉強を気軽に始めてみたものの、まず、以下の3つの特徴があることが分かりました。
① 試験科目が10科目と多岐にわたること ② 試験は1日で行われ、「択一式」(5肢択一)と「選択式」(穴埋め)の2種類の試験から成ること ③ 合否は総合点のみで決まるのではなく、科目毎に足切点等があるなどかなり細かなハードルが設定されていること |
私が最初に勉強した「労働基準法」は、上記10科目の中の1科目であり、残り9科目を勉強しなければなりません。しかも、最初の1科目の「労働基準法」でさえ、ほんの一部分を勉強したに過ぎず、ゴール地点は遥か彼方に感じました。
続かなかった理由(その3)➡ 独学の限界
社労士試験の試験範囲はかなり広範です。しかも、日頃の仕事では人事系の実務を行っているわけではないため、バックグラウンドもさほどありません。
そんな中「独学」で勉強を進めたわけですが、考えてみればずいぶん無謀でした。過去においては独学でいくつかの試験に合格していることもあり、「社労士も独学で何とか合格できるのではないか」と軽く考えていました。しかし、現実はそう甘くなかったわけです。
結局、勉強の勘所や優先順位などもわからないまま消化不良となり、何となく時間だけが経過していきました。その間に勉強に対するモチベーションも段々低下していきました。
「労働基準法」だけは何とか市販テキストは読み終えたものの、続く「労働安全衛生法」は途中で中断。その後、「労働者災害補償法」に着手したものの、ほどなくして挫折してしまいました。こうして、社会保険労務士の勉強から今日まで遠ざかってしまったのです。
[st-kaiwa1]で、その後はどうなったの?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3 r]続きは後日ということで。[/st-kaiwa3]
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