世界標準の経営理論(読書)

経営学(経済学)
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暇を見つけて少しずつ読んでいる世界標準の経営理論ですが、ようやく8割ほど(第5部の途中まで)読み終わりました。
(読み切るのに結構大変です。)

本書は全部で6部まであり、第1部~第4部が3つのディシプリン(経済学、心理学、社会学)に基づく経営理論、第5部が現実のビジネスへの適用、第6部が理論の組立てや実証手法になっています。

主だった経営理論を理論を知りたい場合には、第1部~第4部まで読破すれば十分と言えます。

第1部は経済学ディシプリンの経営理論で、個人的に馴染みのある分野でした。特にゲーム理論をはじめとして、経済学はもう一度じっくり勉強してみたいと思いました。

一方、第2部~第4部については目新しい理論もあり、特に第4部の社会学を応用した新しい経営理論(ソーシャルネットワークや人間関係に注目した理論)は興味深いものでした。こちらも著書に掲載されている論文などを手掛かりに深めていきたいと思います。

なお、第1部は経済学ディシプリンの理論となっていますが、(本書にあまり取り上げられていない)行動経済学などは「経済学+心理学」や「経済学+社会学」といった横断的な研究領域になっているので、ディシプリン(経済学、心理学、社会学)は理論を整理する軸であり、ディシプリンの境界を越えた横断的な研究が行われていることになります。

もっとも、経営学(含むマーケティング)の有名な学者として、マイケルポーター(ハーバード大学 経済学博士)、ジェイ・B・バーニー(エール大学 社会学博士)、フィリップ・コトラー(MIT 経済学博士)、ヘンリー・ミンツバーグ(MIT 政治学博士?)の4人を例にとっても、経済学をバックグラウンドに持つポーターやコトラーの理論は分かりやすく、一方、経済学系でないバーニーやミンツバーグの理論はやや分かりにくい(特に、ミンツバーグ先生の論文や本はかなり難解…)という気がします。

過去に読んだ本を少し読み直したりして、経営学や経済学も深めていきたいと思います。

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

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