本日は、NHK実践ビジネス英語 Lesson14 Employee Engagement Survey(従業員熱意度調査)の2回目です。
例によって、ビニェットに出てきた例文は✅で、自作の例文は▣で示しています。
前回の振り返り
前回(1回目)のビニェットの流れについて(前回とり上げなかった表現とともに)、簡単に振り返っておきたいと思います。
ビニェットの舞台は、健康・美容関係ビジネスをグローバルに展開する会社である Alex&Alex(通称A&A)。
A&Aでは、このたび士気調査(Morale Survey)を刷新する(revamp)ことになりました。
具体的には、調査の重点を「仕事の満足度」(job satisfaction)から「従業員のエンゲージメント」(employee engagement)に移すことを目的とし、そのために調査票の書き直し(redraft or revise)が必要になっているようです。
そして、同僚達(coworkers or colleagues)の意見を求めるところからビニェットは始まります。
✅ Employee engagement is fairly elastic concept.(従業員エンゲージメントは、かなり多様な解釈が可能なコンセプトです。)
✅ It means different things to different people.(それが意味するところは人によって違います。)
✅ My definition of employee engagement is to what extent employees feel valued and involved in their everyday work.
(従業員エンゲージメントの私なりの定義は、「自分は評価されている」、とか、「自分は日々の仕事に関わっている」と従業員がどの程度まで感じているかということです。)
2日目の表現
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]● Let me put it this way. つまりこういうことです。[/st-mybox]
✅ Let me put it this way:an engaged employee is probably satisfied-but not all satisfied employees are engaged.
(つまりこういうことです。積極的に関わっている従業員は恐らく満足しています。でも、満足している従業員すべてが積極的に関わっているわけではないのです。)
他にも、Let me put it…を使った表現は、たくさん考えられます。
✅ Let me put it simply. (端的に言えば、こういうことです。)
✅ Let me put it formally. (改まっていえば、こういうことです。)
✅ Let me put it mildly. (穏やかな言い方をすれば、こういうことです。)
☒ Let me put it precisely.(正確に言えば、こういうことです。)
また、ビニェットの例文では”:”(コロン)や”―”(ダッシュ)使われています。
「コロン」の後には、例示や補足などが続くケースが多いですが、コロンの前は完全な文章であること(簡単に言えばピリオドを打てること)が必要です。
一方、「ダッシュ」は、付け足したり、言い換えたり、要約したり…といった具合です。だいたい( )で代用できるように思います。
なお(ビニェットには出てきていませんが)”;”(セミコロン)もあります。
こちらは接続詞の代わりであって、セミコロンの前の文章と後の文章は完全な文章になっていることが必要です。
個人的には(セミコロンは)はほとんど使うことがありません。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]● room for improvement 改善の余地[/st-mybox]
✅ It’s also good way to identify areas where there’s room for improvement.
(改善の余地のある所を明らかにするための優れた方法でもあります。)
関係副詞(where)を使った少し凝った表現です。
より簡単には、…identify areas with room for inprovementとなるでしょうか?
また、room for improvementも良く使いますが、抽象名詞(句)なので、恐らく冠詞がついていないのだろうと思います。
もっとも、”a room for improvement”としても、間違いとは言えない気がします。この辺り、私の英語力ではうまく説明はできませんが…。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]● positive effect on への好影響[/st-mybox]
✅ Their work has a positive effect on the company’s performance.
(彼らの仕事が会社の業績に貢献している。)
これも、非常に汎用性のある表現です。
has a negative effect on… has no effect on… などが使えますし、effectの代わりにimpactを使って、has an impact on…なども使えます。
☒ The policy of job rotation will have a mixed impact on our employees.
(その配置転換の方針は、わが社の従業員に様々な影響をもたらすだろう。)
追記(ベストな英語教材は?)
私自身、大学卒業後数年間は英語とはまったく無縁な生活を送っていました。
受験勉強以外に英語を勉強する必要性がまったく見いだせなかったこともその一因です。
仕事も、英語を使う仕事は徹底的に避けていましたし…。
ふとしたキッカケで英語の勉強を再開したのですが、その頃からNHKの「実践ビジネス英語」を聴いていました。
曲がりなりにも聴き続けることができたのは、内容に興味が持てたからだと思います。
英語の勉強を再開する場合(特に社会人の場合)、「教材レベル(難易度)」とかは無視して良いと思います。
重要なのは、興味が持てるかどうかの1点です。
何に興味があるかは千差万別。
私の場合、それがたまたまビジネス関連の英語だったわけです。
繰り返しになりますが、自分が興味の持てる教材を選ぶのが長続きする最大の要因だと思います。
内容に興味が持てれば(英語が分からなくても)、日本語でも十分楽しむことができるので。
本日は以上です。
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